子どものための矯正治療

7歳までに歯並びの検診を受けましょう

お子さまがずっと健康で、輝く笑顔でいてほしいと思うのは、親としての大きな願いだと思います。
お子さまが素晴らしい笑顔の恩恵を受けられるように、できるだけ早いうちからお口の健康管理に取り組むことが重要です。
当院では、7歳までにお子さまの歯並びの検診を受けていただくことをおすすめしております。
早くから検診を受けることで、歯の生え方に応じて起こりうる潜在的な問題や、あごの発達状況を早期にチェックすることができ、治療が必要な場合にもお子さまの身体の成長に合わせて治療することで、お身体への負担が抑えられる可能性もあります。
成長期の発育はとても早いものです。そのため、問題が深刻になる前に必要に応じた治療を受けることが肝心です。

また、歯並びが乱れていると、ブラッシングをしていても磨き残しができてしまい、むし歯や歯肉炎のリスクが高まるだけでなく、治療をしたとしても再発してしまう可能性があります。
小さい頃のわずかな歯並びの歪みが、大人になった時のお口の健康に大きく影響することもあります。
歯並びの治療は開始するタイミングがとても重要です。お子さまの歯並びや噛み合わせの異常を発見した時にはそうなった原因を入念に診断し、タイミングを考えながら治療やトレーニングを始めます。

 

当院ではこのような内容を調べます

 

治療について

20年あまり子どもたちの治療に携わり、何人もの子供たちが立派な成人になりました。
効率よくタイミングを見ながら治療に介入するのですが、水平的な異常特に反対咬合は早めに3歳くらいから治療して、正常な咬合に戻してから発育を促してあげた方が骨格の異常が出にくいです。
次に垂直的異常、過蓋咬合や開口も顎関節が柔軟で、舌癖など悪習癖の改善も早い方が治りやすいです。
後は部分的に叢生や捻転、クロスバイトを拡大床やブラケットなどで治療していきます。
口唇圧や舌のポジション、呼吸、嚥下、態癖、寝方なども重要なポイントです。
治療後も長期にわたり、咬合、習癖、姿勢を観察していき、異常に気付いた時、そのつど注意を促し、改善方法を指導することが日々の仕事となりました。
歯並びがなぜ悪くなったのかその原因にアプローチすることが大切です。

 

当院で行っている矯正治療

●プレオルソ(マウスピース矯正)
プレオルソという取り外しが可能なマウスピース式の矯正装置を使用した治療法です。
マウスピース型矯正装置は食事の時や歯磨きの時などには取り外しが可能なため、お口の中を清潔に保つことができるメリットがあります。
やわらかい素材を使用しており、装着時の痛みはほとんどありません。家にいるときや寝ているときに装着するため、お子さまでも無理なく始められるほか、骨が柔らかい成長期に使用することで大きな作用が期待できます。
歯並びだけでなく、噛み合わせやお口ぽかんなどの癖の改善、口呼吸から鼻呼吸へのトレーニング、飲み込みや発音に関する舌のトレーニングなど、お子さまの健康な身体作りをサポートいたします。

●アライナー(マウスピース矯正)
アライナーはブラケットやワイヤーを使用せず、透明で薄型の見た目にも気になりにくいマウスピース型の矯正装置です。
素材の弾性を矯正の力へと利用することで、必要な部位に力を加えて歯を移動させていきます。
定期的に歯型を取ってマウスピースを作製していきますが、ソフト(0.5mm)・ミディアム(0.6mm)・ハード(0.8mm)と厚みが異なる3種類のマウスピースで矯正する力をコントロールできるため、治療の痛みを軽減することができます。
抜歯が必要な重度の歯列不正や複雑な歯列の移動など、アライナーでの治療が適応しないケースもあるため、歯科医師との十分な相談が必要となります。

●床矯正
床矯正とは、取り外しができる矯正装置を使ってあごを広げ、歯並びを矯正する方法です。成長が不十分なあごを正しい大きさに拡大し歯を正しい位置に移動させることで、下あごの位置を調整することで舌の動きなどの習慣を改善することを目的としています。
一般的には乳歯と永久歯が生え変わる幼少期に使用されることが多く、抜歯を必要としません。
装置は取り外しが可能ですが、一日の装着時間が短いとなかなか効果が表れず、治療期間が長引いてしまうこともあります。
歯磨きや装置の洗浄時など一時的に取り外すことは可能ですが、1日12時間以上の装着が理想的です。

 

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料金について

 

お子さまの健康のために、まずは「噛む」ことから始めましょう

子どもの健やかな成長には、運動や睡眠、そして食生活といった生活リズムを整え、生体バランスを維持することが大切です。
それでは、健康のための食生活とはどんなものでしょうか?
栄養がバランスよく取れることはもちろんですが、それだけでなく、しっかり噛んで食事をすること、食事のリズムを考えることも必要です。
歯や口の一番の働きは、食べる機能です。毎日の食事で「よく噛む」ことが口の働きを活発にして、その刺激が歯だけでなく顔や首、脳にまで影響し、全身の骨格や筋肉を成長させることにつながります。
歯並びを整えるのは、矯正治療だけではありません。歯は使うためにあり、毎日の食事で「よく噛む」ことで身体を育て、安定した歯並びを整えることで、更によく噛める歯の成長へとつながっていくのです。
日頃の生活の中で「よく噛む」「よい生活リズム」を意識して健やかな暮らしを送りましょう。

※小林義典/咬合・咀嚼が創る健康長寿
日本学術会議咬合学研究連絡委貝会(2004)

 

よく噛むとどうなるの?

①唾液が出ることで、むし歯予防につながります
食べ物が口の中に入ると、食べ物を飲み込みやすくするために唾液が分泌されます。
ほかにも、唾液には「口内の汚れや菌を洗い流し、むし歯を予防できる」「消化を助ける」「アレルギーや発がん性物質を無害化する」などの働きがあります。しっかり噛むことで栄養が吸収され成長を促し、むし歯を予防し、歯の健康にもつながるため更にしっかりと噛めるようになります。
“※柳沢幸江/そしゃくで健康づくり「育てようかむ力」/少年写真新聞社発行(2006)
※小林義典/健康長寿を担う咀嚼と咬合/月刊保国連(2008.11) No.985”

②筋肉が動き、顔の表情が豊かになります
顔の筋肉が働くことでより発達し、表情豊かになっていきます。
また、歯の周辺は筋肉で囲まれています。頬や舌の筋肉がしっかり働くことで、自然に歯が正しい位置に並んでいきます。

③脳が刺激され、機能が活性化されます
噛む刺激により脳が活性化し、記憶力や集中力が高まるほか、食べ過ぎを防ぎ脂肪の分解や代謝が促進されます。
また、リラックス作用を表す「α波の増加とβ波の減少」という脳波の変化が見られることも分かってきました。
“※ 柳沢幸江/そしゃくで健康づくり「育てようかむ力」/少年写真新聞社発行(2006)
※ 咀嚼と脳/小林義典/咬合・咀嚼が創る健康長寿/大阪大学出版(2007)”

④骨が成長し、歯並びがよくなります
よく噛むことで「側頭筋」「咬筋」という筋肉が動き、血流がよくなることで骨に栄養と刺激を送ります。
これらの筋肉は脳、頭やあごの骨に刺激を与えて成長を促すポンプのような役割を担っています。
成長期に筋ポンプをしっかりと働かせて、骨に栄養と発育のための刺激を与えることが重要です。
また、歯の根はあごの骨に埋まっており、上の歯の根の先は鼻の下部分まで伸びています。
噛むことによって顔の骨に直接力が伝わり、その刺激であごが成長していきます。

 

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